演題

高度局所進行食道癌に対する導入DCF療法後手術による治療戦略

[演者] 安部 哲也:1
[著者] 植村 則久:1, 川合 亮佑:1, 川上 次郎:1, 伊藤 誠二:1, 小森 康司:1, 千田 嘉毅:1, 三澤 一成:1, 清水 泰博:1, 木下 平:1, 篠田 雅幸:1
1:愛知県がんセンター中央病院消化器外科

【目的】cT4を疑う(cT3.5)高度局所進行食道癌に対する導入DCF療法後手術の治療成績を報告する.【対象と方法】2007-2014年7月までのcT3.5食道癌60名のうち導入DCF療法後手術を行った31名(cT3.5群),cT3食道癌術前化学療法後手術154名(cT3群)を対象としその臨床病理学的特徴を検討.【結果】DCF2コース以上完遂率 87%,Grade3以上の有害事象87%.好中球減少87%,食欲不振32%,発熱性好中球減少13%.臨床効果CR/PR/SD/PDが9/17/5/0名.奏効率84%.R0手術率84%.組織学的効果Grade1a/1b/2/3が7/9/8/7名.術後合併症率 50%(肺炎6%,反回神経麻痺26%,縫合不全6%)で両群間に差はなし.RFS中央値はcT3群706日,cT3.5群279日 (p=0.05), 術後5年OSはcT3群57%, cT3.5 40%(p=0.18).特にR0切除例ではRFS,術後5年OSともに両群に差はなし.【結語】R0切除ができれば治療成績はcT3と差はなく,導入DCF療法は高度局所進行食道癌に対する新しい治療戦略として期待できる.
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