演題

RS-19-11

遺残なくインスリノーマ手術を終える為に;術中の経時的IRIモニタリングが腫瘍の完全摘除に有用であった1例.

[演者] 吉岡 将史:1
[著者] 中村 慶春:1, 勝野 暁:1, 住吉 宏樹:1, 松下 晃:1, 山初 和也:1, 吉岡 正人:1, 水口 義昭:1, 清水 哲也:1, 神田 知洋:1, 谷合 信彦:1, 内田 英二:1
1:日本医科大学消化器外科

【諸言】当科ではこれまでにインスリノーマに対し膵切除術を19例施行してきたが,術前の各種画像検査,選択的動脈内Ca注入法(SACIテスト)による局在診断に加え,術中の末梢動脈血のインスリン値(IRI)モニタリングを施行し,腫瘍を遺残なく切除し得ていることを確認している.今回切除前のIRI低値持続症例においても,モニタリングにおいて切除後の有意な低下を正確に診断できたケースについて報告する.【症例】44歳女性.膵頭部の15mm大のインスリノーマに対し膵頭十二指腸切除術を施行した.術前のSACIテストにて胃十二指腸動脈(GDA)でのみIRI値の上昇を認めた.術中IRIモニタリングを行い基準値を上まわることはなかったが,膵切離後,経時的に低下し的確な判定が可能であった.【結語】IRIの測定値が基準値内の低い症例に対しても経時的にモニタリングすることで,的確な判定を行うことが可能であると考えられた.
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