演題

RS-19-10

右肝動脈分岐異常を伴った膵頭部領域癌に対する膵頭十二指腸切除症例の検討

[演者] 高市 翔平:1
[著者] 森本 芳和:1, 水野 均:1, 赤丸 祐介:1, 安政 啓吾:1, 野呂 浩史:1, 河野 恵美子:1, 青木 丈明:1, 岩本 和哉:1, 宋 智亨:1, 樋渡 勝平:1, 久保 杏奈:1, 岩崎 輝夫:1, 山崎 芳郎:1
1:大阪厚生年金病院外科

分岐異常を伴った右肝動脈(aberrant right hepatic artery, ARHA)が腫瘍病変部を走行する膵頭部領域癌14例(膵頭部癌10例, 下部胆管癌3,乳頭部癌1)に対し,膵頭十二指腸切除術を施行した.ARHAの分岐様式から以下の4型,A型:ARHAが上腸間膜動脈(SMA)より分岐, B型:総肝動脈がSMAより分岐,C型:右肝動脈および左肝動脈がそれぞれ腹腔動脈より独立分岐,D型:胃十二指腸動脈よりARHAが分岐,に分類し,各々6,1,5,2例であった.肝十二指腸間膜において,通常の脈管相互は腹側から背側へ順に“胆管→動脈→門脈”と走行する.この通常配置は,C型2例のみであり,残る12例はすべて脈管の位置関係に変異を認めた.ARHAは12例で温存可能であったが,2例は根治目的に合併切除した.ARHAの再建は1例に行い,非再建例において術後繰り返す胆管炎を経験した.病理組織学的所見から,治癒切除8例,非治癒切除6例であり,癌性腹膜炎による在院死1例を除き,全例軽快退院した.
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