演題

RS-19-7

正中弓状靭帯症候群を合併した下膵十二指腸動脈瘤2例の治療経験

[演者] 加藤 拓也:1
[著者] 蒲池 浩文:1, 敦賀 陽介:1, 若山 顕治:1, 折茂 達也:1, 柿坂 達彦:1, 横尾 英樹:1, 神山 俊哉:1, 若狭 哲:2, 大岡 智学:2, 阿保 大介:3, 作原 祐介:3, 松居 喜郎:2, 武冨 紹信:1
1:北海道大学消化器外科I, 2:北海道大学循環器・呼吸器外科, 3:北海道大学放射線科

【背景】正中弓状靭帯症候群を合併する膵十二指腸動脈瘤は、臓器血流保持の観点から治療に難渋する症例もある。今回、大動脈〜脾動脈バイパス術後にコイル塞栓を施行した2例を報告する。【症例1】56歳女性。イレウス加療中のCTで17mm大の紡錘状の下膵十二指腸動脈瘤を指摘された。弓状靭帯症候群により腹腔動脈は完全狭窄しており、人工血管による大動脈−脾動脈バイパス術を施行後にコイル塞栓術を行った。十二指腸の一過性虚血による通過障害を認めたが保存的に軽快し退院した。【症例2】39歳男性。弓状靭帯症候群に増大傾向のある23mm大の下膵十二指腸動脈瘤を指摘され、症例1と同様に大動脈—脾動脈バイパス術施行後、コイル塞栓術を施行した。合併症なく退院となった。【結語】正中弓状靭帯症候群を合併する膵十二指腸動脈瘤症例に対し、バイパス術による腹腔動脈系の血流確保後、二期的にコイル塞栓術を行うことは有効な治療法と考えられた。
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