演題

RS-19-3

当教室における膵頭十二指腸切除術の成績と肥満因子の検討

[演者] 兼定 航:1
[著者] 上野 富雄:1, 松井 洋人:1, 新藤 芳太郎:1, 飯田 通久:1, 坂本 和彦:1, 鈴木 伸明:1, 爲佐 卓夫:1, 吉野 茂文:1, 硲 彰一:1, 岡 正朗:2
1:山口大学消化器・腫瘍外科, 2:山口大学

【背景】近年の食文化の欧米化などに伴い、本邦においても高度肥満症例に対する膵頭十二指腸切除(以下、PD)を行う機会が増えてきている。【目的】今回、当科における肥満患者に対するPDの治療成績を検証した。【方法】2010年1月~2013年12月までに当科で施行したPD症例は64例であり、BMI:25以上の高BMI群(15例)とBMI:25未満の低BMI群(49例)に分け、また、術前CTにおいて内臓脂肪面積を測定し、高度内臓脂肪群(24例)と正常内臓脂肪群(40例)に分け背景因子、手術因子、合併症などについて比較・検討した。【結果】高BMI群と低BMI群では、手術時間は高BMI群で長い傾向にあった。一方、高度内臓脂肪群と正常内臓脂肪群では、Grade B, Cの膵液瘻は高度内臓脂肪群で有意に発生率が高かった(54.2% vs. 17.5%、P=0.0046)。【結語】Grade B, Cの膵液瘻の発生に関しては内臓脂肪面積が有用な指標であった。
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