演題

RS-19-1

腹腔鏡下膵腫瘍核出術の周術期に人工膵臓を用いたインスリノーマの1例

[演者] 有馬 嵩博:1
[著者] 森田 圭介:1, 宮成 信友:1, 糸山 明莉:1, 澤山 浩:1, 松本 克孝:1, 水元 孝郎:1, 久保田 竜生:1, 芳賀 克夫:1, 片渕 茂:1, 馬場 秀夫:2
1:国立病院熊本医療センター外科, 2:熊本大学消化器外科

症例は56歳、女性。健診で低血糖を指摘されたが、経過観察。平成25年3月再度低血糖を指摘。腹部造影CTにて膵体部に約13mm大の造影効果を伴う腫瘤影を認め、血液検査では血糖43mg/dl、インスリン16.8μU/mlであった。選択的動脈カルシウム負荷試験では脾動脈領域からの自律的インスリン分泌を認めた。膵体部インスリノーマの術前診断で、腹腔鏡下膵腫瘍核出術を行う方針とした。周術期における低血糖や腫瘍切除後の反跳性高血糖の防止、および腫瘍摘出に対する補助診断目的に人工膵臓を使用し、腹腔鏡下核出術を施行した。人工膵臓は持続血糖モニタリングと自動制御によるインスリン, ブドウ糖の注入が可能であり、周術期の持続血糖モニタリングが可能である。 またインスリノーマは多発性であることや、正確な局在診断が困難である場合もあり、腫瘍核出術を要するインスリノーマでは、人工膵臓は腫瘍切除の補助診断として有用である可能性が示唆された。
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