演題

RS-18-8

血液透析患者における消化器外科手術例の検討

[演者] 松原 弘侑:1
[著者] 飯田 拓:1, 後藤 徹:1, 岩村 宣亜:1, 井上 善景:1, 吉冨 摩美:1, 内田 洋一朗:1, 上田 修吾:1, 金澤 旭宣:1, 寺嶋 宏明:1
1:田附興風会医学研究所北野病院消化器センター外科

【対象・方法】2009年1月から2014年7月に施行した血液透析患者の腹部手術症例13例で、これらを緊急手術例 6例(緊急群)と待機手術例 7例(待機群)の2群に分類し、患者背景因子・手術成績や術後合併症などにつき比較検討を行った.【結果】患者背景:性別は男性8例、女性5例、平均年齢は69.3歳、平均透析歴は9.3年であった。原疾患の内訳:緊急群で結腸穿孔3例・急性胆嚢炎3例、待機群で悪性腫瘍手術4例(肝細胞癌2例、胃癌1例、大腸癌1例)、胆嚢結石症3例であった.手術因子:平均手術時間・出血量は、両群間で差を認めなかった.術後合併症発症率は38.4%(13例中5例)で、待機群に比較し緊急群で高率であった(66.6% vs 14.2%).長期透析患者(15年以上)では4例全例で重篤な合併症を認めた(死亡2例、ストマ壊死1例、シャント閉塞1例).【結語】緊急手術例、特に長期透析患者においては致死的合併症を発症することがあり、より厳重な周術期管理が必要となる.
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