演題

RS-18-6

絞扼性イレウスをきたした虫垂炎の1例

[演者] 中島 靖浩:1
[著者] 高橋 正純:1, 佐原 康太:1, 南 宏典:1, 石井 洋介:1, 中川 和也:1, 薮野 太一:1, 望月 康久:1, 杉田 昭:2
1:横浜市立市民病院外科, 2:横浜市立市民病院炎症性腸疾患科

症例は80歳女性。上腹部から臍部の痛みで救急外来を受診した。来院時のバイタルは正常で発熱はなく心窩部から臍部にかけて圧痛のみ認めた。血液検査では炎症反応の上昇は認めなかった。腹部造影CT検査では骨盤内に限局して拡張する小腸とclosed loopを認めたがイレウスには至っていなかった。拡張小腸の近傍に造影される管腔構造を認め虫垂炎が疑われた。緊急性はなく保存的加療で入院となった。入院3日目にイレウスを呈し、造影CT検査で前回CTで認めた管腔構造近傍にガスを認め虫垂穿孔または盲腸憩室穿孔が疑われ緊急手術の方針となった。虫垂先端が上行結腸に癒着してその内部に回腸がはまりこんだ絞扼を認めた。癒着部を切離し虫垂切除術を行った。小腸の色調は終始良好で腸管切除は行わなかった。術後9日目より食事を開始し術後20日目に退院となった。虫垂の癒着による絞扼性イレウスの1例を経験したので文献的考察を加えて報告する。
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