演題

RS-18-1

広範な外傷性十二指腸破裂に対して空腸漿膜パッチと分流手術が奏功した1例

[演者] 登 祐哉:1
[著者] 近藤 正人:1, 三木 明:1, 八木 真太郎:1, 橋田 裕毅:1, 小林 裕之:1, 貝原 聡:1, 細谷 亮:1
1:神戸市立医療センター中央市民病院外科

【はじめに】外傷性十二指腸損傷は診断が難しく、かつ術後合併症に難渋する場合も多い。今回鈍的外傷による広範な十二指腸破裂に対して空腸漿膜パッチと分流手術を行った症例を経験したので報告する。【症例】38歳、男性。丸太と壁に腹部を挟まれた鈍的外傷で、当院へ救急搬送となる。来院時意識清明でvital signは落ち着いていたが、腹部の圧痛とFAST陽性であった為造影CT施行。十二指腸壁構造の消失と後腹膜の血腫、造影剤の血管外漏出を認めたため、十二指腸破裂による後腹膜出血と診断し、緊急手術を施行した。術中所見は十二指腸下行脚がほぼ全長、半周以上にわたり断裂欠損していた。乳頭部含め膵損傷は認めず、膵頭部を温存すべく壁欠損部に対して空腸漿膜パッチと分流目的でRY再建を施行した。術後経過は良好で術後21日目に退院となった。【まとめ】外傷性十二指腸損傷に対し空腸漿膜パッチと分流手術が奏功しており文献的考察を含め手技を提示します。
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