演題

RS-17-4

長期間にわたりVP16+CDDP療法により病勢制御が可能であった胆道神経内分泌癌の2症例

[演者] 阿部 由督:1
[著者] 伊藤 孝:1, 中村 直人:1, 余語 覚匡:1, 松林 潤:1, 鬼頭 祥悟:1, 浦 克明:1, 豊田 英治:1, 平良 薫:1, 大江 秀明:1, 川島 和彦:1, 廣瀬 哲郎:1, 石上 俊一:1, 土井 隆一郎:1
1:大津赤十字病院外科

胆道のNEC (neuroendocrine carcinoma)はきわめて稀であり,確立された化学療法はなく,肺小細胞癌のエビデンスに準じた治療が行われる。今回,われわれは胆道NECに対し PE療法(CDDP+VP16)を実施した2例を経験した。
【症例1】63歳,男性。黄疸で発症。下部胆管癌の診断で膵頭十二指腸切除術を施行。病理組織はsynaptophysin陽性,chromogranin A陽性,Ki-67は20%以上で,NEC/G3 (small cell)。複数のリンパ節転移があり補助化学療法としてPEを6コース施行,1年半無再発経過中。
【症例2】59歳,女性。右季肋部腫瘤。胆嚢癌の診断で胆嚢摘出術,胆管切除術を施行。synaptophysin陽性,chromogranin A陽性,Ki-67は80%以上で,NEC/G3 (small cell)。術後FDG-PETでリンパ節再発と判断,PEを6コース施行。1年半経過した現在,増大なし。
【結語】胆道NECは予後不良とされるが確立した化学療法はない。PEを含む集学的治療で病勢制御できる可能性がある。
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