演題

RS-17-1

好酸球性胆嚢炎の1例

[演者] 山崎 豪孔:1
[著者] 松井 恒志:1, 小島 博文:1, 渋谷 和人:1, 堀 亮太:1, 吉岡 伊作:1, 奥村 知之:1, 長田 拓哉:1, 塚田 一博:1, 三輪 重治:2
1:富山大学消化器・腫瘍・総合外科, 2:富山大学病理部

好酸球性胆嚢炎は胆嚢壁に好酸球の浸潤を伴い, 急性胆嚢炎と同様の病態をきたす稀な疾患である. 今回我々は胆嚢摘出術を施行し, 好酸球性胆嚢炎と診断した一例を経験したので報告する. 症例は63歳男性で, 気管支喘息, アレルギー性鼻炎, 好酸球性中耳炎の既往があった. 2014年7月腹痛を主訴に来院. 腹部所見として反跳痛や筋性防御は認めず. 腹部CT検査にて胆嚢腫大, 胆嚢結石, 総胆管結石を認めた. また血液検査において, 白血球は5980/μl, 好酸球は1540/μl, CRPは0.37mg/dlであった. 胆嚢結石症と診断したが, 炎症所見が軽度であったため, 絶食とし, 発症後6日目に胆嚢摘出術を施行した. 病理組織学的検査では,粘膜側の壁全体に好酸球の密な浸潤がみられた. 明らかな血管炎は指摘できず, 好酸球性胆嚢炎と診断した. 今回我々は稀な疾患である好酸球性胆嚢炎に対し, 胆嚢摘出術を施行した一例を経験し, 文献的考察を含めて報告する.
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