演題

RS-16-8

腫瘍内出血を来した原発性肝平滑筋肉腫の1例

[演者] 中島 悠:1
[著者] 久留宮 康浩:1, 水野 敬輔:1, 世古口 英:1, 小林 聡:1, 桐山 宗泰:1, 青山 広希:1, 大岩 孝:1, 金森 明:1, 宮村 径:1, 神野 孝徳:1
1:愛知県厚生連豊田厚生病院

症例は72歳女性.2014年6月初旬より左右季肋部の違和感と腫脹を自覚し,7月上旬に近医より当院へ紹介.造影CTで肝左葉に充実性成分と嚢胞が混在し,一部石灰化や出血を伴う最大径17cmの巨大な腫瘍性病変を認め,右葉は圧排され偏位していた.血液検査では各種腫瘍マーカーの上昇は認めなかった.術前検査からは腫瘍の診断には至らなかったが,腫瘍による圧排症状が強く出現していることから,拡大肝左葉切除術を施行した.組織像は核分裂像を多数認める紡錘形腫瘍細胞が主体であり,免疫染色でαSMA陽性,desmin陽性であることより,原発性肝平滑筋肉腫と診断した.経過は良好で術後12日目に退院となった.切除断端は陰性であったが,腫瘍の悪性度が高く腹水細胞診が陽性のため,現在アドリアマイシン・イホスファミドを用いた化学療法を施行している.
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