演題

RS-16-7

生体肝移植後、肝動脈吻合部の仮性動脈瘤に対してカバードステントが有効であった一例

[演者] 石井 大介:1
[著者] 内田 浩一郎:1, 鈴木 達也:1, 渡邉 賢二:1, 萩原 正弘:1, 小西 奈々美:1, 今井 浩二:1, 松野 直徒:1, 竹内 利治:2, 川原 敏靖:1, 古川 博之:1
1:旭川医科大学消化器病態外科, 2:旭川医科大学

【はじめに】肝移植後の仮性肝動脈瘤発生頻度は1-2%とされ稀な合併症であるが,破裂した場合の救命率は低い.生体肝移植後の肝動脈吻合部仮性動脈瘤に対してカバードステント治療が有効であった一例を経験した.【症例】症例は50歳代,男性.アルコール性肝硬変に対して,左葉グラフトを用いた生体肝移植を施行.術後CTで肝動脈吻合部に仮性動脈瘤を認め、破裂の危険性があると判断し,IVRを施行.血管造影およびIVUSで瘤を確認し,ePTFE膜カバードステントを留置。IVUSおよび血管造影で瘤への血流が消失したことを確認し,IVR終了.補助療法としてはバイアスピリンとプラビックス内服.その後のCTやUSでも瘤の再燃は認めず,肝内血流も良好であり,移植3ヶ月現在で経過良好.【まとめ】肝動脈吻合部の仮性動脈瘤破裂は致命的であるため、定期的な検査による早期発見が重要であり,破裂予防のためにカバードステントは有効な治療法であると考えられた.
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