演題

RS-15-6

Morgagni孔ヘルニアと食道裂孔ヘルニアを併発した巨大肝嚢胞の一例

[演者] 片山 千佳:1
[著者] 新木 健一郎:1, 石井 範洋:1, 塚越 真梨子:1, 渡辺 亮:1, 久保 憲生:1, 斉藤 文良:1, 桑野 博行:1
1:群馬大学病態総合外科

【背景】肝嚢胞は症状を有するか、嚢胞内出血・感染を合併する場合には治療適応とされる。【症例】76歳女性。転倒し前医に入院した際のCTにて巨大肝嚢胞を指摘。肝右葉に19cm大の巨大な嚢胞あり、腸閉塞は無いが、腹部膨満感と下肢の浮腫を認めた。また、Morgagni孔ヘルニアと食道裂孔ヘルニアを認めた。開腹下に嚢胞開窓術と横隔膜ヘルニア根治術を施行。肝嚢胞内容液は約2900ml。嚢胞壁を可及的に切除して開窓、嚢胞壁内をアルゴンプラズマ凝固した。横隔膜ヘルニアの内容物を腹腔内へと還納。Morgagni孔ヘルニアでは、ヘルニア門となる後壁の横隔膜を腹壁に縫合閉鎖。食道裂孔では、食道裂孔を縫縮するため、左右の横隔膜を縫合し、裂孔部分で食道を固定。経過良好で、術後13日目に退院。ヘルニアの再発はなく、GERD症状も認めず外来経過観察中。【考察】巨大な肝嚢胞により、Morgagni孔ヘルニアと食道裂孔ヘルニアを合併した症例は希少であり報告した。
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