演題

RS-15-4

経時的な形態変化を観察し得た肝外発育型肝内胆管癌の1例

[演者] 山根 大侍:1
[著者] 杉山 眞一:1, 清水 健次:1, 山村 謙介:1, 小川 克大:1, 尾崎 宣之:1, 岩槻 政晃:1, 田中 秀幸:1, 緒方 健一:1, 土居 浩一:1, 高森 啓史:1
1:済生会熊本病院外科

症例は47歳、女性。健診にて腹部腫瘤を指摘され当院を受診した。精査にて右横隔膜下に径16mm大の嚢胞性病変を認め、肝を圧排していた。質的診断が困難な肝外病変と判断し、経過観察とした。2年後の健診で胸部異常陰影を指摘され再受診された。CT上、病変は径8cmまで増大し、右横隔膜を頭側に圧排していた。横隔膜腫瘍の肝浸潤と診断し、右横隔膜部分切除および肝部分切除の予定で手術を施行した。術中所見にて広範な肺底区浸潤も認め、肺底区合併切除を追加した。病理所見では、腫瘍細胞が腺管状あるいは乳頭状に増殖していた。サイトケラチン(CK)7強陽性、CK19陽性、CK20、TTF-1およびカルレチニン陰性であった。以上の所見から肝内胆管癌の右横隔膜および肺浸潤と診断した。文献上、肺浸潤を伴う肝内胆管癌切除例は3例のみであった。さらに横隔膜腫瘍との鑑別に難渋した肝内胆管癌の症例は極めて稀であり報告した。
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