演題

RS-15-2

術前に肝細胞癌と診断された肝偽リンパ腫(pseudolymphoma)の1例

[演者] 弓場 智雄:1
[著者] 伊禮 俊充:1, 中平 伸:1, 井上 雅史:1, 小田切 数基:1, 黒川 知彰:1, 山口 恵美:1, 澤田 元太:1, 山下 晋也:1, 文 正浩:1, 清水 洋祐:1, 種村 匡弘:1, 富永 春海:1, 畑中 信良:1
1:国立病院呉医療センター・中国がんセンター外科

【症例】70歳、女性【既往歴】慢性関節リウマチがありメトトレキサートとプレドニゾロンを内服【現病歴】原発性胆汁性肝硬変(PBC)で定期フォロー中にCT、MRIで肝S8肝細胞癌の診断で外科紹介。ダイナミック造影CT検査で肝右葉ドーム下S8に動脈相で造影される径10mmの腫瘤を認めた。EOB-MRI検査で同腫瘤は早期濃染し造影後期でwash outされ肝細胞造影相では明瞭な低信号となり、肝細胞癌と診断、肝細胞癌(S8)の診断のもと腹腔鏡補助下肝亜区域切除(S8)を施行した。摘出標本の肉眼所見では約10mmの被膜を持たない白色の結節で、組織学的にはリンパ球浸潤巣がみられ、リンパ球は異型に乏しく、polyclonalなリンパ球が混在し肝偽リンパ腫と診断された。【考察】肝偽リンパ腫は非常に稀な疾患であるが、原発性胆汁性肝硬変をはじめとする自己免疫疾患に関連した報告があり、自己免疫疾患に肝細胞癌類似の画像所見を認めた場合には本疾患も念頭におくべきと思われた。
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