演題

RS-14-9

周術期肺塞栓症の検討と当院の試み

[演者] 中澤 信博:1
[著者] 内田 信之:1, 岡田 寿之:1, 谷 賢実:1, 笹本 肇:1, 桑野 博行:2
1:原町赤十字病院外科, 2:群馬大学病態総合外科

【はじめに】今回我々は、最近10年間の開腹術後早期に3例の肺塞栓症を経験したのでここに報告する。【症例1】75歳男性。横行結腸癌に対し結腸右半切除術施行、術後第2病日のトイレ歩行後に発症。【症例2】69歳男性。膵癌に対し膵頭十二指腸切除術施行。第15病日座位時に胸部違和感、冷汗出現。その約3時間後のトイレ歩行時に意識消失、ショックとなった。【症例3】64歳男性。進行直腸癌に対し、人工肛門造設術施行。第1病日に離床を試みた際に呼吸苦の訴えがあったが自然軽快。その後発症。【考察】原疾患は全て悪性腫瘍であったが、3例中2例では肺塞栓症に至る前駆症状が見られた。肺塞栓症を軽減させる試みとして当院では、術前にD-dimmer測定をし、高値の場合は下肢静脈エコー実施。また過去に肺塞栓症を発症した症例とガイドラインの危険因子を参考に新たなリスク分類を再考し、高リスク群の症例にはエノキサパリンを投与することとした。
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