演題

RS-14-6

多発動脈病変に対して計3回の血管内治療と外科的手術を行って治療した一例

[演者] 百瀬 匡亨:1
[著者] 戸谷 直樹:1, 宿澤 孝太:1, 福島 宗一郎:1, 秋葉 直志:1, 大木 隆生:2
1:東京慈恵会医科大学柏病院外科, 2:東京慈恵会医科大学外科

【はじめに】血管内治療(EVT)の進歩により,ハイリスク患者に対し低侵襲な治療が可能となった.われわれは腹部大動脈瘤(AAA)、末梢動脈閉塞症(PAD),両側内頚動脈狭窄症を有する高齢者に対して、3回のEVTと1回の外科手術を行い良好な結果を得たので報告する.【症例】73歳男性.既往歴はPADに対して右下肢バイパス術,狭心症に対してPCI,脳梗塞,高血圧,慢性腎臓病を認めていた. .5.7cmに拡大したAAAに対してEVARを行った.術後フォロー中に今度は左下肢の高度跛行を認めた.術前検査で左大腿動脈に限局性閉塞病変を認め,さらに両側内頚動脈狭窄(右:90%, 左:99%)を認めた.このため局所麻酔下に左大腿動脈内膜摘出術を行った後,左内頚動脈ステント留置術(CAS)を,さらに右CASを行った.経過良好で現在も通院中である.【結語】多発動脈疾患を有する高齢者かつハイリスクの患者は今後増加するであろうが,EVTと外科手術の長短を見極めて使い分けることで至適治療ができる。
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