演題

RS-13-3

肉眼病変を認めない早期悪性胸膜中皮腫に対し、胸膜切除/肺剥皮術を行い完全切除しえた1例

[演者] 中川 頌子:1
[著者] 橋本 昌樹:1, 黒田 鮎美:1, 中道 徹:1, 多久和 輝尚:1, 門司 祥子:1, 松本 成司:1, 近藤 展行:1, 長谷川 誠紀:1
1:兵庫医科大学呼吸器外科

【症例】58歳男性。右胸水貯留を指摘され、明らかな胸膜肥厚は認めいが、胸水細胞診がclassⅢかつ石綿曝露歴を有することより悪性胸膜中皮腫(MPM)が疑われ、胸膜生検を施行。肉眼病変は認めなかったが、臓側胸膜で異型中皮細胞の間質への浸潤を認め、免疫染色およびFISH解析を行いMPM(上皮型)c-T1bN0M0と診断された。術前化学療法(CDDP/PEM)施行後に、右胸膜切除/肺剥皮術(P/D)を施行。手術時間424分、出血量600g。肉眼的完全切除を達成。心膜および横隔膜、横隔神経いずれも温存。組織学的には壁側および臓側胸膜に異型中皮細胞を認め、yp-T1bN0M0と診断された。術後経過は良好で第23病日に退院。術前術後の肺機能検査はFVC=3470ml→2360ml、Fev1.0=2800ml→1580ml、6分間歩行試験は467m→362mと低下しているが良好な結果であった。【まとめ】画像上明らかな肉眼病変を認めない早期MPMに対してP/Dを行いQOLを保ちながら完全切除しえた1例を経験した。
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