演題

RS-13-2

画像上完全消退後に再燃した浸潤性粘液肺腺癌の1切除例

[演者] 永田 秀樹:1
[著者] 山下 芳典:1, 桑原 正樹:1, 原田 洋明:1
1:国立病院呉医療センター・中国がんセンター呼吸器外科

【はじめに】肺の腫瘤性陰影が一旦完全に消退した後、2年以上の期間を経て再度出現するという極めて稀な経過をたどった浸潤性粘液腺癌の1例を経験した。【症例】68歳女性。2010年2月CT検査で右肺S9に径40mm大の辺縁不整な腫瘤陰影を指摘された。PET検査でSUVmax: 1.4の集積を認め肺癌も疑われたが、本人の希望により経過観察となり、11月のCT検査で濃度上昇域が消失したため経過観察終了となった。2013年5月の検診で胸部異常陰影を指摘され受診。CT検査で以前に陰影を認めていた部位に一致して38mm大の腫瘤性陰影が再度出現。8月には45mm大と増大し、PET検査でSUVmax: 2.2の集積を認め、気管支鏡下の細胞診で悪性細胞が検出された。右下葉切除を施行し、浸潤性粘液腺癌(pT1bN0M0 stageIA)と診断された。【考察】肺癌自然退縮の要因として、免疫学的機序や内分泌的機序、アポトーシスとの関連などが挙げられているが、本例の自然退縮の原因は不明である。
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