演題

RS-12-7

外傷を契機に発見された胸腺カルチノイドの1例

[演者] 文元 聰志:1
[著者] 越智 薫:1, 市橋 良夫:1, 佐藤 澄:1, 森田 琢也:1, 花岡 伸治:1, 勝間田 敬弘:1
1:大阪医科大学胸部外科

胸腺カルチノイドは前縦隔腫瘍の2~4%と比較的珍しい組織型であり、検診などの胸部X線で異常陰影を指摘され初めて発見されることが多い。今回、我々は外傷を契機に発見された胸腺カルチノイドの1例を経験したので報告する。症例は51歳男性。既往歴、家族歴に特記すべき事項はない。仕事中に4tトラックと壁との間に挟まれ救急搬送となった。搬入時、全身状態は安定しており造影CTを撮影したところ腫瘤性病変を左無名静脈付近に認めた。後日、前縦隔腫瘤の精査加療目的で当科に紹介となった。初診後の諸検査では腫瘍マーカーの上昇はなかったがFDG-PET/CTで前縦隔腫瘤に一致しFDG集積が認められたことから胸骨正中切開下に胸腺・胸腺腫瘤摘出術を行った。手術時間は122分、出血量は130mLであった。術後病理検査では免疫染色で胸腺カルチノイドとの診断であった。症例報告とともに胸腺カルチノイドに対する外科的治療についても若干の文献的考察を加え発表する。
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