演題

RS-12-6

術中迅速病理診断が困難であった末梢型定型肺カルチノイドの1例

[演者] 深田 武久:1
[著者] 阪井 宏彰:1, 森村 祐樹:1, 細川 佐和子:1, 前橋 伸子:1, 四宮 真利子:1, 竹村 知容:1, 嶋田 雅俊:1, 二階堂 純一:1, 堀口 れい佳:1, 片岡 裕貴:1, 平野 勝也:1, 岩切 章太郎:1, 遠藤 和夫:1, 平林 正孝:1, 糸井 和美:1
1:兵庫県立尼崎病院呼吸器センター

【背景】肺カルチノイドは低悪性度肺癌であり、肺原発腫瘍中約1%である。1/3が末梢発生で、定型カルチノイド(TC)の2/3以上は区域気管支より口側に発生する。【症例】78歳女性。近医で2006年胸部異常陰影を指摘されたが変化なく経過観察。2013年精査目的で当院呼吸器内科受診。CTで右中肺葉に径13mm境界明瞭な結節を認め、気管支鏡検査施行するも診断つかず、切除目的で当科紹介。術中所見で腫瘍は悪性所見を積極的に疑う所見なく、核出術にて迅速診断後に、悪性なら肺癌根治術を施行する方針とした。術中迅速にて異型の軽度な紡錘形細胞の増生を認めるも、悪性所見なしとされ手術終了。しかし永久病理組織診断にて、TTF-1、クロモグラニンA、Synaptophysin陽性のTCと診断。TCは完全切除すれば予後良好であり、経過観察とした。【考察】肺末梢の腫瘤性病変の迅速病理診断で紡錘形細胞が見られた場合には、肺カルチノイド(定型、異型)を念頭に置く必要がある。
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