演題

RS-12-4

肝切除後の横隔膜下膿瘍による胸腔内穿破・気管支瘻に対して、広背筋弁充填による瘻孔閉鎖を行い治癒せしめた一例

[演者] 中道 徹:1
[著者] 橋本 昌樹:1, 門司 祥子:1, 黒田 鮎美:1, 多久和 輝尚:1, 松本 成治:1, 近藤 展行:1, 久保 維彦:2, 柏﨑 正樹:2, 長谷川 誠紀:1
1:兵庫医科大学呼吸器外科, 2:兵庫県立西宮病院外科

【症例】65歳男性。肝切除後に横隔膜下膿瘍を発症。PTADを施行され症状は軽快するも造影検査にて右下葉気管支が描出され、膿瘍の胸腔内穿破・気管支瘻と診断されたため、手術による瘻孔閉鎖目的に当科紹介、転院。術前CTでは少量の右胸水、横隔膜下膿瘍と右下葉の無気肺認めた。瘻孔部の切除および閉鎖を目的として肺部分切除と広背筋弁充填を施行。第7肋間の後側方切開で開胸したところ、横隔膜と下葉は強固に癒着していた。瘻好部と思われる部位は剥離困難であったため肺の一部を横隔膜側に残すようにして部分切除。その後、有茎広背筋弁を作成し第9肋間より胸腔内に挿入し、横隔膜全体を被覆するように縫着した。手術時間4時間53分。出血量325ml。 術後経過は良好で炎症反応遷延等なく、POD11に前医へ転院後、POD22に退院となった。【まとめ】 横隔膜を介した瘻孔に対して広背筋弁充填は非常に有用な術式と考えられる。
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