演題

RS-12-3

胸腺腫合併重症筋無力症に対して施行した拡大胸腺全摘出術後3年目に生じた内科的コントロール不良の胸膜播種に対して再手術が奏功したおよび重症筋無力症クリーゼの1例

[演者] 石川 あい:1
[著者] 松平 秀樹:1, 雨宮 えりか:1, 宮國 憲昭:1, 野田 祐基:1, 日高 卓:1, 原 圭吾:1, 市原 恒平:1, 瀧 徹哉:1, 大橋 伸介:1, 伊藤 隆介:1, 長谷川 拓男:1, 薄葉 輝之:1, 平野 純:1, 小川 匡一:1, 川瀬 和美:1, 河野 修三:1, 吉田 和彦:1, 森川 利昭:2, 大木 隆生:2
1:東京慈恵会医科大学葛飾医療センター外科, 2:東京慈恵会医科大学外科

【症例】39歳女性。主訴:左眼瞼下垂、羞明、易疲労感、息切れ、両上肢の脱力。胸腺腫合併重症筋無力症(Osserman Ⅱb)と診断され、臥位で呼吸困難を生じるほど重症筋無力症の症状が不良だったため拡大胸腺全摘術を行い症状は寛解した。病理はType B2thymoma、正岡分類IVa期(心膜播種)で、退院後に縦隔照射を行った。術後19カ月目の胸部CTにて左胸膜播種を認めたが、無症状だったので経過観察とした。術後28カ月目に四肢脱力とCK上昇を認めたため筋炎を疑いステロイドパルスを開始するも呼吸苦が増悪し、免疫グロブリン大量療法と血液浄化療法を施行したが奏功しなかったため胸腺腫再発巣に対して術後36カ月目に胸腔鏡下腫瘤摘出術を施行した。再手術後症状の増悪はなく経過良好である。【結語】初回手術のみでなく胸腺腫再発時にも内科的治療でコントロールが不良だった重症筋無力症に対して、積極的に手術を行い症状改善を認めた一例を経験した。
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