演題

RS-11-9

食道癌術後乳糜胸に対するOctreotide/Etilefrine併用療法の有用性

[演者] 小林 良平:1
[著者] 尾島 敏康:1, 中森 幹人:1, 中村 公紀:1, 勝田 将裕:1, 早田 啓治:1, 松村 修一:1, 加藤 智也:1, 北谷 純也:1, 竹内 昭博:1, 田端 宏尭:1, 山上 裕機:1
1:和歌山県立医科大学第二外科

【症例1】60歳代女性,胸腔鏡下食道亜全摘後13病日に胸水貯留あり乳糜胸と診断.絶飲食管理としたが,第18病日まで胸水は1500 ml排液であった.第18病日から,エチレフリン3 mg/時+オクトレオチド300g/日の持続投与を開始した.第20病日からは胸水排液は500 ml/日まで減量した.第36病日には胸水排液はなくなったため,胸腔ドレーン抜去となった.【症例2】60歳代男性,胸腔鏡下食道亜全摘後14病日に乳糜胸と診断.第15病日からエチレフリン+オクトレオチド治療を開始した.難治性であり,なかなか胸水減少しなかったため,エチレフリン投与量を漸増していき10mg/時まで増量した.徐々に胸水は減少し,第50病日に完治した.食道癌術後の乳糜胸に対し,エチレフリンの持続投与やオクトレオチドの間歇投与などの有効性が報告されている.本症例は両試薬を同時に投与し,副作用なく良好な結果が得られた.術後の難治性乳糜胸に対する有効な治療法と思われた.
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