演題

RS-11-2

92歳女性のG‐CSF産生進行食道扁平上皮癌に対し根治的食道亜全摘術を施行した1症例

[演者] 木谷 茉莉:1
[著者] 山形 幸徳:1, 田邊 麻美:1, 八木 浩一:1, 愛甲 丞:1, 清川 貴志:1, 西田 正人:1, 山下 裕玄:1, 森 和彦:1, 野村 幸世:1, 瀬戸 泰之:1
1:東京大学胃食道外科

食道癌手術は侵襲が大きく、合併症リスクも高いため、超高齢者に対する手術適応は慎重に決定すべきである。またG-CSF産生腫瘍は白血球増多などの症状を示し、食道扁平上皮癌の報告は非常に稀である。今回我々は92歳と超高齢のG-CSF産生食道癌の症例を経験し、根治手術を施行したので報告する。症例は92歳、女性。嚥下時つかえ感を自覚し精査の結果、胸部中部食道に全周性2型病変を認め, 生検で中分化型扁平上皮癌と診断された。血液検査で著明な白血球増多(23,500 /μl, 好中球86.1%)、血清 G-CSF値が131 pg/mlと高値を示したため、G-CSF産生腫瘍を疑った。特記すべき既往症やリスク因子を認めず、手術適応と判断し、根治的食道亜全摘術を施行した。術後は白血球数が低下し、血清G-CSF値は19.5 pg/mlと低下を認めた。術後は軽度の誤嚥性肺炎を認めたのみで第29病日に退院された。病理診断はpT3N1M0,pStageⅢであった。現在外来にて経過観察中である。
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