演題

RS-11-1

胸部大動脈ステントグラフト内挿術後の食道穿通に対して二期的食道切除術を施行した1例

[演者] 宮下 浩平:1
[著者] 北川 博之:2, 宗景 匡哉:2, 並川 努:2, 福留 惟行:2, 小林 道也:3, 花崎 和弘:2
1:高知大学卒後臨床研修センター, 2:高知大学外科一, 3:高知大学医療管理学

胸部大動脈ステントグラフト内挿術後の食道穿通、縦隔膿瘍に対して、二期的に食道切除を行い、救命し得た症例を経験した。症例は66歳の男性。2014年4月、胸部下行大動脈の感染性動脈瘤破裂の診断で緊急胸部大動脈ステントグラフト内挿術を施行された。術後CTで大動脈ステント周囲の後縦隔に食道に連続するAirを認めた。内視鏡検査で門歯から20cmの食道左側壁に潰瘍を認め、食道瘻と診断した。ステントグラフト内挿術後の食道穿通、縦隔膿瘍と診断し、食道バイパス手術、胃瘻造設、および小腸瘻造設術を施行した。胃瘻から持続的ドレナージと経腸栄養を行い、DICを離脱した。食道バイパス術後10日目に右開胸食道切除術を施行した。病理組織検査では食道穿通部の外膜側から粘膜側へ向かう好中球の浸潤がみられ、食道外からの炎症波及による穿通に矛盾しない所見であった。術後4か月現在、感染再燃は認めていない。
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