演題

RS-10-9

胃粘液癌muc切除例の臨床病理学的検討

[演者] 所 為然:1
[著者] 滝口 伸浩:1, 有光 秀仁:1, 柳橋 浩男:1, 外岡 亨:1, 池田 篤:1, 趙 明浩:1, 早田 浩明:1, 貝沼 修:1, 鍋谷 圭宏:1, 山本 宏:1
1:千葉県がんセンター消化器外科

粘液癌(muc)は、胃癌取り扱い規約では粘液結節を形成する癌と定義されているが、頻度は決して多くない。今回、当院での2000年以降の胃癌手術症例で切除標本診断がmucであった症例について、進行度別頻度とともにtub(tub1+tub2)および未分化型腺癌(por1+por2+sig)と比較検討した。mucは32例であり、tub1036例、未分化型950例をあわせた全体の1.6%だった。肉眼型は0-IIc;6例、Type2;11例、Type3;12例であった。mucの深達度別分布はT1a;0例、T1b;4例、T2;7例、T3;3例、T4a;15例、T4b;2例であった。mucの術前化学療法施行率は18.8%であった。リンパ節転移は18例にみられたが、深達度別に転移率をみるとT1b;0%、T2+T3;30%、T4;93.8%であり、他群と比較するとT1b(tub:未分化=15.5%:27.8%)、T2(50.5%:53.25%)、T3(76.1%:62.8%)、T4(88.6%:85.1%)であり、深達度に対するリンパ節転移形成がT3までは低いことが示唆された。5年生存率は全体で65.5%だった。
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