演題

RS-10-8

StageⅣ胃癌に対して症状緩和目的の姑息的放射線治療が有効であった2例

[演者] 南 宏典:1
[著者] 高橋 正純:1, 佐原 康太:1, 石井 洋介:1, 中島 靖浩:1, 中川 和也:1, 黒木 博介:1, 二木 了:1, 薮野 太一:1, 辰巳 健志:1, 望月 康久:1, 小金井 一隆:1, 杉田 昭:1
1:横浜市立市民病院外科

症例1は74歳男性。2007年5月M領域の2型胃癌に対して幽門側胃切除、D2郭清を行い、病理組織結果はmucinous adenocarcinoma, T4a(SE)N1M0 StageⅢAであった。2012年5月、血液検査で黄疸・肝機能障害及び造影CTで肝S4に65㎜大の腫瘤を認め、8月には造影CTで腫瘍径も100mmと増大を認めた。SRT(30Gy/15Fr)を施行し黄疸及び肝機能の改善を認め、その後13か月間のSDが得られた。症例2は70歳男性。2012年9月胃癌T4b(panc)N3H0P1M1(LYM) StageIVと診断された。膵浸潤・リンパ節転移が高度で切除不能のため化学療法を計17コース施行したところで貧血(Hb 6.0)と通過障害を認め緊急入院となった。腫瘍出血と噴門部狭窄に対しSRT(30Gy/10fr)を施行し、3週間後の上部消化管内視鏡検査では出血なく狭窄の改善を認め、経口摂取可能となった。本症例では、StageⅣ胃癌に対する放射線療法により症状の緩和が得られ、放射線療法も治療の選択肢となり得ると考えられた。
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