演題

RS-10-5

胃癌胃全摘術後implantationが原因と考えられる吻合部再発に対し治癒切除しえた1例

[演者] 米永 晃子:1
[著者] 布部 創也:1, 神谷 諭:1, 本多 道孝:1, 大橋 学:1, 比企 直樹:1, 西田 康二郎:1, 峯 真司:1, 佐野 武:1, 渡邊 雅之:1, 上野 雅資:1, 齋浦 明夫:1, 山口 俊晴:1
1:がん研有明病院消化器センター消化器外科

【目的】胃癌の局所再発でimplantationが原因と考えられる例は少ない。今回我々は、implantationが原因と考えられる吻合部再発に対し、治癒切除を行った症例を経験したので報告する。【症例】72歳、男性。前庭部と体上部の重複癌に対し、2012年11月に胃全摘術を施行した。病理は①L, Post, por2, pT2, ly2, v1②U, Post, tub2, pT1a, ly0, v0, いずれもPM0, DM0であり, fT2N0M0 StageIBとなった。術後8ヶ月で嚥下困難が出現し、精査で食道空腸吻合部再発が判明、その他転移所見なく手術の方針とした。【成績】2013年8月に左開胸開腹で吻合部再発切除術を施行した。経過良好で16病日退院となった。病理はpor2, ly3, v1であった。術後1年間TS-1による補助化学療法を施行し、現在無再発生存中である。【結論】本症例では初回手術の病変は限局型であり切除断端陰性、また組織型が初回手術時の病変と合致していることから、implantationによる吻合部再発と診断した。
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