演題

RS-10-4

棘上筋転移をきたした胃癌の1例

[演者] 長谷川 翔大:1
[著者] 門脇 嘉彦:1, 横田 祐貴:1, 河本 慧:1, 久保田 暢人:1, 田村 竜二:1, 岡本 貴大:1, 石堂 展宏:1
1:神戸赤十字病院外科

【はじめに】胃癌は主に,リンパ節や肝臓,腹膜に転移し,骨格筋に転移することは稀であるとされている.【症例】患者は89歳女性.嚥下困難感を自覚し,上部消化管内視鏡検査にて,食道胃接合部癌および,食道裂孔ヘルニアと診断された.全盲などでPS3であり,安定した食事摂取をとの本人と家族の希望もあり当院外科にて,胃局所切除術および,食道裂孔縫縮術を施行した.術後495日目に左肩痛が出現し,CTにて両肺野に多発する腫瘤像と,左棘上筋内に40mm*20mm大の腫瘤を認め,転移性肺腫瘍および転移性左棘上筋腫瘍と診断した.その後,術後551日目に撮影されたCTでは,左棘上筋腫瘍は72mm*42mm大に増大し,骨破壊像を伴う左肩甲骨浸潤を認めた.これによる左肩痛と診断し,疼痛緩和目的に当科入院し,20Gy/5Frにて疼痛は著明に改善し,近医ホスピスへ転院した.【結語】稀な胃癌の骨格筋転移例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版