演題

術前診断し腹腔鏡下手術を施行した胃神経鞘腫の1例

[演者] 佐々木 彰一:1
[著者] 小島 博文:1, 森山 亮仁:1, 関根 慎一:1, 橋本 伊佐也:1, 渋谷 和人:1, 北条 荘三:1, 堀 亮太:1, 松井 恒志:1, 吉岡 伊作:1, 奥村 知之:1, 長田 拓哉:1, 廣川 慎一郎:1, 塚田 一博:1
1:富山大学消化器・腫瘍・総合外科

症例は59歳女性。20XX-2年12月、健診の上部消化管内視鏡検査にて胃体上部小彎に20mm大の粘膜下腫瘍を指摘され、当院内科で経過観察されていた。20XX年2月、follow upの内視鏡検査で腫瘍は35mm大に増大し、頂部に陥凹を形成していた。Boring biopsyで採取した検体は、紡錘形細胞であり核分裂像は観察されず、c-kit陰性、CD34陰性、S-100蛋白陽性で、良性の胃神経鞘腫と診断し、腹腔鏡下胃局所切除術を施行した。切除標本の紡錘形細胞に核分裂像を認めず、c-kit陰性、CD34陰性、DOG-1陰性、S-100蛋白陽性、α-SMA陰性であり、良性の胃神経鞘腫と最終診断した。現在まで再発を認めていない。悪性神経鞘腫瘍は、リンパ節郭清を伴う外科的切除が必要と言われている。本症例では、術前に良性の胃神経鞘腫と診断したため、リンパ節郭清を含まない、腹腔鏡下胃局所切除術を施行できた。胃粘膜下腫瘍では、術前の組織型、良悪性の診断が重要と考えられる。
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