演題

胃前庭部腫瘍により通過障害を来した神経線維腫症2型の一例

[演者] 堀川 学:1
[著者] 八木 泰佑:1, 辻 顕:1, 木下 浩一:1, 田浦 尚宏:1, 生田 義明:1, 西村 卓祐:1, 下川 恭弘:1, 木村 正美:1, 馬場 秀夫:2
1:JCHO 人吉医療センター, 2:熊本大学消化器外科

【はじめに】今回、我々は神経線維腫症2型に合併した胃前庭部腫瘍による消化管通過障害に対して幽門側胃切除を行うことでQOLの改善が得られた症例を経験したので報告する。【症例】18歳男性。神経線維腫症2型に伴う両側聴神経腫瘍、左眼窩内腫瘍に対して近医で放射線治療を施行されていた。食欲低下のため上部消化管内視鏡検査を施行され、胃体下部後壁から前庭部後壁にかけて広範な圧排、腹部造影CTでは前庭部に広範な腫瘍性病変を認めた。通過障害に対して加療目的に当院紹介となり、試験開腹術を施行した。術中所見では腫瘍の周囲への浸潤を認めず、幽門側胃切除術を施行した。経過は良好であり術後9日目に退院となった。病理結果ではSchwannomaの診断であった。【結語】本症例では、患者のQOLの改善のために根治的ではなくとも外科的切除を施行することが有用であった。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版