演題

長期間胃内に存在し手術により摘出した胃内異物(割り箸)の一例

[演者] 岡川 章太:1
[著者] 久保田 竜生:1, 宮成 信友:1, 問端 輔:1, 糸山 明莉:1, 山口 充:1, 藤木 義敬:1, 森田 圭介:1, 松本 克孝:1, 水元 孝郎:1, 芳賀 克夫:1, 片渕 茂:1, 馬場 秀夫:2
1:国立病院熊本医療センター外科, 2:熊本大学消化器外科

【はじめに】誤飲による胃内異物の報告では,異物の種類は様々でありその摘出方法に難渋する場合が多い.今回我々は誤飲後3年を経過して胃内に異物を認め,手術によって摘出しえた胃内異物(割り箸)の症例を経験した.【症例】症例は50歳女性.統合失調症があり近医通院中.交通外傷により当院救急外来に搬送され,全身CT検査で胃から十二指腸にかけて縦長の異物を指摘された.緊急内視鏡検査では胃穹窿部~幽門に黒色の細長い異物を認め,摘出を試みたが不可能であった.外科的に摘出する方針となった.【手術】十二指腸,胃に穿孔はなく触診にて胃内に直線状の構造物を触れた.異物を摘出し手術を終えた.異物は割り箸であった.割り箸は3年前に食べており,前医より3年前に割り箸を食べたと騒ぎになったことを確認した.【結語】誤飲ののち3年という長期間ほぼ無症状に経過したと思われる胃内異物を経験した.非常にまれな症例であり若干の文献的考察を加え報告する.
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