演題

RS-8-4

尿膜管膿瘍に対するドレナージ術の効果

[演者] 柴田 泰洋:1
[著者] 本多 昌平:1, 湊 雅嗣:1, 藤澤 空彦:1, 岡田 忠雄:1, 武富 紹信:1
1:北海道大学消化器外科I

【はじめに】尿膜管遺残に伴う尿膜管膿瘍の多くは保存的治療可能だが、難治症例は外科的ドレナージ術を要する。自験例を中心に尿膜管膿瘍に対するドレナージ術を検討する。【対象】当院で2009年1月から2014年8月までに尿膜管遺残と診断された10例中、膿瘍ドレナージ術を施行した2例の治療効果を検討した。【結果】尿膜管遺残10例は、尿膜管洞8例、尿膜管嚢腫2例である。抗生剤治療効果不良の尿膜管洞2例に対し、切開排膿ドレナージ術を施行した。1例はドレナージ術後長径3cmの嚢胞が残存し、尿膜管嚢胞摘出術を施行した。他方は下腹部正中の膿瘍がドレナージ術後縮小し、術後4年後も画像で索状物も描出されてない。残りの8例中2例に膿瘍形成なく、腹腔鏡補助下尿膜管摘出術でも尿膜管剥離が容易であった。【考察】ドレナージ術後二期的に摘出術施行で癒着剥離が安全となると考えられた。炎症が軽度な症例では侵襲・美容上の観点から腹腔鏡下手術が推奨される。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版