演題

StageⅣ乳癌における原発巣切除術の長期予後に及ぼす効果

[演者] 伏見 淳:1
[著者] 三本 麗:1, 井廻 良美:1, 神尾 麻紀子:1, 加藤 久美子:1, 野木 裕子:1, 塩谷 尚志:1, 鳥海 弥寿雄:1, 内田 賢:1, 武山 浩:1, 大木 隆生:1
1:東京慈恵会医科大学外科

背景:StageⅣ乳癌に対しては薬物療法が標準治療となっているが,近年,原発巣切除術により予後が改善されるという報告が見られる.目的:StageⅣ乳癌に対する原発巣切除術の予後改善効果を調べる事.対象・方法:2000年11月から2014年5月にStageⅣ乳癌に対して原発巣切除術を施行した18例を対象とし, 無増悪生存期間(PFI)と全生存期間(OS)を検討した.結果:原発巣手術時の転移巣は,骨転移10例,肺転移6例,肝転移4例,リンパ節転移3例であった(重複あり).経過観察期間中央値は70ヶ月であった.全症例の5年PFI 60%,10年PFI 22%,5年OS 74%,10年OS 58%であった.結論:今回の検討では,PFI,OS共に良好な結果が得られ,文献的に報告されている非手術治療のstageⅣ乳癌の5年OS 20%-40%と比べて改善している可能性が示唆された.StageⅣ乳癌に対しては原発巣切除術を含めた集学的治療を行うことにより長期予後が改善する可能性が示唆された.
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