演題

当科におけるMEN2A患者に対する甲状腺髄様癌手術の検討

[演者] 寺田 志洋:1
[著者] 小野 真由:1, 大場 崇旦:1, 家里 明日美:1, 花村 徹:1, 伊藤 勅子:1, 金井 敏晴:1, 前野 一真:1, 伊藤 研一:1
1:信州大学乳腺内分泌外科

【はじめに】甲状腺髄様癌(以下MTC)は全甲状腺癌の1〜2%と稀な疾患である。遺伝性のMTCは多発性内分泌腫瘍症(以下MEN)2A型、2B型、家族性甲状腺髄様癌に分けられる。今回我々は、当院の遺伝性MTC手術例を解析し、予防切除の有用性を検討した。【対象】1995年1月から2014年8月までに手術を施行したMEN2A患者8名。【結果】年齢は12〜52歳、平均29.5歳。男性5例、女性3例。穿刺吸引細胞診で術前にMTCと診断1例、カルシトニン値からのMTC疑い6例であった。手術は全例で甲状腺全摘、頸部リンパ節郭清が行われ、6例でMTCが認められたが、2例では悪性所見を認めなかった。現在まで全例無再発生存中である。【考察】カルシトニン値のみからMTCが疑われた症例でも5例でMTCが認められた。術後に問題となる合併症を認めておらず、結節が認められない症例での手術も有用と考えられる。
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