演題

4型胃癌と鑑別が困難であった乳癌腹膜播種の1例

[演者] 山本 寛也:1
[著者] 宇治 公美子:1, 藤井 亮知:1, 金 浩敏:1, 今里 光伸:1, 藤井 仁:1, 西谷 暁子:1, 山村 憲幸:1, 飯干 泰彦:1, 位藤 俊一:1, 伊豆蔵 正明:1
1:りんくう総合医療センター外科

症例は71歳女性。2007年12月左乳癌(浸潤性小葉癌,ER(+),PgR(-),HER2(-),T2N1M0 StageⅡB)に対して左Bp+Axを施行。術後、PMRTおよびPTX+AC療法を行いAI剤によるホルモン療法を継続中であった。経過観察中、腫瘍マーカーの漸増傾向認めたが精査にて明らかな転移や再発は認めなかった。2014年6月より嘔吐出現し、上腹部に手拳大の腫瘤を認め、上部内視鏡検査を施行。幽門部高度狭窄を伴う4型胃癌が疑われ当科紹介受診。胃粘膜生検ではGroupⅠを認めるのみであったが、腹膜播種も疑われたため審査腹腔鏡検査施行。広範な腹膜播種を認め、バイパス術も困難と判断し、腹膜生検および減圧胃瘻造設のみを行った。病理結果から乳癌(浸潤性小葉癌)の腹膜播種と診断。現在TPN管理下にて乳癌腹膜播種に対してPTX+Bevを開始し、経過観察中。今回4型胃癌との鑑別が困難であった乳癌(浸潤性小葉癌)術後に腹膜播種を来した1例を経験したので文献的考察を加え報告する。
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