演題

大腸癌手術に対する術後回復強化(ERAS)プロトコールの多施設共同比較対照試験

[演者] 太田 博文:1
[著者] 池永 雅一:2, 廣田 昌紀:2, 人羅 俊貴:2, 長谷川 順一:2, 金 浩敏:3, 真貝 竜史:4, 三宅 泰裕:5, 藤江 裕二郎:6, 安井 昌義:7, 村田 幸平:8, 竹政 伊知朗:9, 水島 恒和:9, 山本 浩文:9, 関本 貢嗣:10, 根津 理一郎:5, 土岐 祐一郎:9, 森 正樹:9
1:市立池田病院外科, 2:大阪労災病院外科, 3:りんくう総合医療センター外科, 4:大阪府済生会千里病院外科, 5:西宮市立中央病院外科, 6:NTT西日本大阪病院外科, 7:市立貝塚病院外科, 8:市立吹田市民病院外科, 9:大阪大学消化器外科共同研究会 大腸疾患分科会, 10:国立病院大阪医療センター外科

【目的】大腸癌手術に対するERASプロトコールの安全性と有効性を検討する。【対象と方法】結腸癌と直腸S状部癌の初回手術症例で緊急手術は除外した。多施設共同前向き比較対照試験とし、登録は2011年4月から2013年11月までにERASプロトコール群159例、従来管理群161例。主要評価項目は外科的合併症発生率(縫合不全、腸閉塞、SSI、出血)、副次的評価項目は術後在院期間と完遂率とした。【成績】ERAS群、従来群、各々、男女比84/75、75/86、年齢中央値(範囲)は70(26-92)、67(29-94)歳で評価項目は各々、外科的合併症は28例(17.6 %)、27例 (16.8%)で両群間に有意差は認められなかった(p=0.842)。術後在院期間中央値(範囲)は各々、8.5(5-41)日、14(7−56)日でERAS群が有意に(p<0.001)短縮していた。ERASプロトコール完遂率は85.0%(135/159)であった。【結論】大腸癌手術に対するERASプロトコール多施設共同比較対照試験において安全性と有効性が示された。
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