演題

異物によるイレウスに対し腹腔鏡手術を施行した2例

[演者] 松村 和季:1
[著者] 松本 克孝:1, 問端 輔:1, 糸山 明莉:1, 澤山 浩:1, 森田 圭介:1, 水元 孝朗:1, 久保田 竜夫:1, 宮成 信友:1, 馬場 秀夫:2
1:国立病院熊本医療センター外科, 2:熊本大学消化器外科

基礎疾患に精神疾患を有する患者の異物によるイレウスを2例経験した。症例①67歳 女性 アルツハイマー型認知症。CTでは中等量の腹水と小腸内にやや high densityな成分を認め、イレウス管造影にて異物によるイレウスと診断し腹腔鏡手術を施行し、ゴム性の異物を認めた。症例②61歳 女性 統合失調症。CTにて少量の腹水と中部小腸に low density mass を認め、同日腹腔鏡下手術を施行し、椎茸による食餌性イレウスと診断した。2症例とも経過良好にて退院した。基礎疾患に精神疾患を有する患者のイレウスでは臨床症状も不明瞭な事があり、予期せぬ異物によるイレウスの可能性もある。CTは異物を含む食餌性イレウスの診断に有用であるが、術前診断は画像のみでは困難であり、家族や関係者からの十分な問診が必要である。術後経過は良好なことが多いが異物によるイレウスにより穿孔を来した報告もあり、適切な診断と手術適応を迅速に決定する必要がある。
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