演題

小腸イレウスを発症した晩期放射線腸炎の一切除例

[演者] 前田 雄洋:1
[著者] 山下 晋也:1, 清水 洋祐:1, 小田切 数基:1, 黒川 知彰:1, 山口 恵美:1, 澤田 元太:1, 井上 雅史:1, 伊禮 俊充:1, 中平 伸:1, 富永 春海:1, 畑中 信良:1
1:国立病院呉医療センター・中国がんセンター外科

【背景】骨盤内悪性腫瘍に放射線照射後19年経過して発症した放射性腸炎によるイレウス症例を経験したので報告する。【症例】73歳、女性。開腹手術、癒着性イレウスで保存的加療の既往がある。1995年に子宮頸癌に放射線治療を施行。2014年に腹痛と嘔気を主訴に受診。CT検査で小腸の拡張を認め、イレウスと診断。イレウス管にて腸管減圧後、内視鏡検査にて回腸に輪状狭窄と潰瘍を認め、生検にて再生粘膜と診断。放射線腸炎による小腸狭窄を疑い、腹腔鏡下回腸部分切除術を施行。手術所見では漿膜の変化や癒着は認めず、特発性小腸狭窄も考慮すべきと判断し手術を終了、術後病理診断で晩期放射線性腸炎による小腸狭窄と判明した。術後の経過は良好で術後6日目に退院した。【考察】腹部放射線治療の既往のある手術症例は、小腸イレウスの原因として放射線腸炎を念頭に診療する必要があると考えられた。【結語】晩期放射線腸炎による小腸狭窄の一切除例を経験した。
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