演題

食道癌根治術におけるFast track surgeryの有効性の検討

[演者] 大屋 久晴:1
[著者] 小池 聖彦:1, 岩田 直樹:1, 小林 大介:1, 丹羽 由紀子:1, 神田 光郎:1, 田中 千恵:1, 山田 豪:1, 藤井 努:1, 中山 吾郎:1, 杉本 博行:1, 野本 周嗣:1, 藤原 道隆:1, 小寺 泰弘:1
1:名古屋大学消化器外科

【目的】食道癌根治切除術においてFast track surgeryを実施した報告は少ない.我々は開胸・開腹創に硬膜外カテーテルを留置し鎮痛管理の徹底,計画的な早期離床リハビリテーション,経腸カテーテル挿入による早期経腸栄養を実施している.これらを含めた食道癌根治術に対するFast track surgeryの有効性を検討する.【方法】1998年1月から2014年7月までに当院で食道癌根治手術をした455症例を対象とした.Fast track surgeryを実施している307例(A群)と従来の周術期管理を行っていた148例(B群)を比較し,患者背景,合併症,入院日数を検討した.【結果】患者背景として年齢,占拠部位,臨床病期に両群で差を認めなかった.合併症は,呼吸器疾患,頻脈,縫合不全,術後腸閉塞で有意にA 群が低発生率であった.平均入院日数はA群で23日,B群で33日とA群で有意に短かった(P<0.001).【考察】食道癌根治切除術に対しFast track surgeryの有効性が示唆された.
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