演題

十二指腸乳頭部神経内分泌癌の2切除例

[演者] 三宅 那央:1
[著者] 大内田 次郎:1, 今村 直哉:1, 永野 元章:1, 旭吉 雅秀:1, 甲斐 真弘:1, 近藤 千博:1, 春山 幸洋:2, 片岡 寛章:2
1:宮崎大学第一外科, 2:宮崎大学腫瘍再生病態学

十二指腸乳頭部神経内分泌癌は予後不良で比較的稀な疾患である.教室で経験した2切除例に関して報告する.【症例1】81歳,男性.肝胆道系酵素の上昇を認め,十二指腸乳頭部に腫瘤性病変を認め,生検で腺癌の診断となりPPPDを施行した.病理診断はLarge cell NECで膵浸潤,十二指腸浸潤を認めた.術後多発肝転移を認め,術後11ヶ月で原病死となった.【症例2】71歳,男性.糖尿病の経過観察中に肝機能障害を認めた.内視鏡検査で十二指腸乳頭部に腫瘤性病変を認め,生検で腺癌の診断となりPPPDを施行した.病理診断では神経内分泌癌と腺癌が混在していたが,腺癌成分が30%未満であったことから,Large cell NECと診断した.術後6ヶ月で無再発生存中である.【結語】十二指腸乳頭部NECは予後不良であり,リンパ節転移が多く見られることから,2群リンパ節郭清を伴うPPPDを行うべきと考えられる.また,稀な疾患であることから今後の症例集積と検討が必要である.
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