演題

原発性虫垂癌9例の検討

[演者] 織田 枝里:1
[著者] 杉田 裕樹:1, 富安 真二朗:1, 田中 洋:1, 石川 晋之:1, 有田 哲正:1, 廣田 昌彦:1, 八木 泰志:1, 馬場 秀夫:2
1:熊本地域医療センター外科, 2:熊本大学消化器外科

【はじめに】原発性虫垂癌は稀な疾患であり術前診断が困難である場合が多く発見されたときには進行している症例が多い。【目的】当院で虫垂癌と診断した症例について検討した。【方法】2004年1月~2014年8月に当院で虫垂癌と診断した9症例を対象とした。【結果】9症例のうち女性3例、男性6例であり、年齢の平均は68.3才であった。虫垂炎術後の病理検査で虫垂癌の診断となった症例が5例であり全例で追加手術が施行された。郭清範囲はD2が5例、D3が3例であった。術後の化学療法は5例で施行されておりStageはⅡ5例、Ⅲa2例、Ⅳ2例であった。病理組織は粘液腺癌3例、乳頭腺癌1例、中分化腺癌3例、低分化腺癌1例、高分化腺癌1例であった。【結語】原発性虫垂癌の発生頻度は消化管悪性腫瘍の0.2%~1%と稀であり、術前診断が困難であることが知られている。我々の症例でも半数以上は術前に急性虫垂炎と診断されており、虫垂癌の術前診断の難しさが改めて認識された。
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