演題

家族性大腸腺腫症の同胞内に発症した早期胃癌の2例

[演者] 佐原 康太:1
[著者] 高橋 正純:1, 林 宏之:2, 辰巳 健志:1, 石井 洋介:1, 中島 靖浩:1, 藪野 太一:1, 中川 和也:1, 望月 康久:1, 小金井 一隆:3, 杉田 昭:3
1:横浜市立市民病院外科, 2:横浜市立市民病院病理科, 3:横浜市立市民病院炎症性腸疾患科

家族性大腸腺腫症 (familial adenomatous polyposis: 以下FAP)における胃病変の合併は比較的高頻度であり,我々は家族性大腸腺腫症の同胞内に発症した早期胃癌の2例を経験した. 家族歴:父 直腸癌,長男 (症例1) FAP,次男 (症例2) FAP,妹 FAP,姪 FAP. 症例1:63歳,男性.1977年にFAPの診断で結腸亜全摘施行.2011年早期胃癌と診断され,幽門側胃切除術,Billroth-I法再建施行し,胃癌 M-Ant 0-I T1a(M)N0H0P0M0 pStage Ia, with multiple adenomaと診断. 症例2:61歳,男性.1977年にFAPの診断で結腸亜全摘施行.2011年0-I 型多発性ポリープを指摘され,生検にてtub1 suspected,Group4の診断で幽門側胃切除術,Billroth-I法再建施行し,多発腺腫内癌 L-Ant 0-IIa+IIc T1a(M), L-Less 0-IIa T1a(M), N0H0P0M0 pStage Iaと診断. 今回はFAP関連多発腺腫に伴った早期胃癌の2例について病理免疫組織学的検討,文献的考察を交えて報告する.
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