演題

超高齢者(95歳)の進行盲腸癌に対し腹腔鏡下回盲部切除を施行した1例

[演者] 渡邉 彩子:1
[著者] 稲田 涼:1, 永坂 岳司:1, 八木 朝彦:1, 松本 聖:1, 戸嶋 俊明:1, 母里 淑子:1, 近藤 喜太:1, 岸本 浩行:1, 藤原 俊義:1
1:岡山大学消化器外科

症例は開腹胆嚢摘出術の既往がある95歳男性.2014年3月,便秘を主訴に前医を受診.通過障害およびリンパ節転移を伴う進行盲腸癌と診断され当科紹介.高齢ではあるが,大きな併存疾患なく,全身麻酔が可能であると判断し,D3郭清を伴う腹腔鏡下回盲部切除術を施行.周術期に合併症を認めず,第11病日に退院となった.病理学的診断の結果,pT3N1M0,pStage IIIaとなり,根治手術となった.現在種々の臨床試験の結果,大腸癌に対する腹腔鏡手術の安全性および有効性は確立されたが,超高齢者の大腸癌に対する腹腔鏡手術に関しては,まだ十分に検討されていない。当院では,ASA-PSがClass 3以下ならば,年齢にかかわらず,郭清を手控えることなく,腹腔鏡にて根治手術を施行しており,2014年7月までに9例の85歳以上の大腸癌患者に腹腔鏡手術を行っているが,良好な短期・長期成績を得ている.当院の治療成績とともに,若干の文献的考察を含め報告する.
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