演題

直腸病変におけるTransanal Endoscopic Surgery:TESの有用性

[演者] 福田 卓真:1
[著者] 北條 荘三:1, 関根 慎一:1, 森山 亮仁:1, 橋本 伊佐也:1, 渋谷 和人:1, 堀 亮太:1, 吉岡 伊作:1, 松井 恒志:1, 奥村 知之:1, 長田 拓哉:1, 新井 英樹:2, 塚田 一博:1
1:富山大学消化器・腫瘍・総合外科, 2:けいなん総合病院

【はじめに】Transanal Endoscopic Microsurgery(TEM)は、その切除能力と低侵襲性が認識され手技が普及している。しかし、鉗子操作に制限があり、また直腸ヒダの口側病変に対しては視野確保が困難な場合がある。TESはこれらの欠点を解消すべく開発された手技である。当院において施行したTES症例について検討し、有用性について考察する。【対象】2005.11~2014.8までの11例。内訳はadenocarcinomaが5例、adenomaが3例、NETが3例。【結果】局在は全例RbもしくはP。Adenocarcinomaの切除標本の平均径は34㎜で、いずれも早期癌であった。NETのうち1例はEMR後の遺残病変に対して施行し、その他2例の切除平均径は21㎜であった。病理所見では腫瘍の断端は全例陰性であり、現在において術後再発も認めていない。【結語】ESDやEMRの適応外症例で、開腹または鏡視下直腸切除術を行う必要性がない症例に対して、根治性が得られ、かつ低侵襲なTESは有用な一手と考える。
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