演題

腹腔鏡下内肛門括約筋切除術後に下肢のAcute compartment syndrome(ACS)を来した2症例

[演者] 大上 拓海:1
[著者] 植村 守:1, 宗方 幸二:1, 竹政 伊知朗:1, 西村 潤一:1, 畑 泰司:1, 和田 浩志:1, 山﨑 誠:1, 水島 恒和:1, 山本 浩文:1, 土岐 祐一郎:1, 森 正樹:1
1:大阪大学消化器外科

はじめに:手術中の体位が原因となるAcute compartment syndrome(ACS)は希である.今回,腹腔鏡下内肛門括約筋切除術(ISR)後に下肢のACSを来した2症例を経験したので報告する.症例1:進行下部直腸癌の40歳代男性.肛門温存の希望が強く,術前補助化学療法(NAC)後にISRおよび両側側方リンパ節郭清術を施行した.術直後より左下肢の疼痛および下肢内圧の上昇を認めた.ACSの診断で発症後7時間に減張切開術を施行した.症例2:進行下部直腸癌の50歳代男性.リンパ節転移を認めNAC後にISRおよび両側側方リンパ節郭清術を施行した.術直後より左下肢に疼痛および下肢内圧の上昇を認め,ACSの診断で発症後9時間に減張切開術を施行した.両症例とも長時間手術,術中体位の影響がACS発症の原因と考えられた.まとめ:砕石位を伴う長時間手術症例ではACSを念頭に置く事が重要と考えられた.
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