演題

OP-300-4

Keratin 23は大腸癌の新しい予後因子である

[演者] 中太 淳平:1
[著者] 岡林 剛史:1, 長谷川 博俊:1, 柳 在勲:2, 鶴田 雅士:1, 秋元 信吾:1, 清島 亮:1, 北川 雄光:1
1:慶應義塾大学一般・消化器外科, 2:国立病院埼玉病院外科

【目的】Keratin 23 (KRT23)は大腸癌の浸潤や転移、Micro Satellite Instability (MSI)との関連が報告されている。今回われわれはKRT23と大腸癌の関連について検討した。【方法】140人の大腸癌患者で免疫染色を用いてKRT23の発現を調べた。発現の有無で二群に分類し、比較検討を行った。【結果】KRT23は陽性84(60%)例、陰性56(40%)例、陽性例においてT3以深、リンパ管侵襲陽性、脈管侵襲陽性、転移陽性の割合が有意に高く、進行度と関連していると考えられた。また、陽性例で低分化大腸癌が少なく、MSI陽性大腸癌との関連が示唆された。5年生存率は、KRT23陽性例で67%、陰性例で85%であった(p=0.04)。【考察】KRT23は大腸癌進行度、MSI陽性大腸癌との関係が示唆された。また、陽性例は予後不良であり、分子生物学的機序の解明が必要と考えらえた。
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