演題

OP-300-2

潰瘍性大腸炎術後回腸嚢炎発症と大腸全摘時回腸粘膜中inflammatory cytokinesの発現との関連性

[演者] 川村 幹雄:1
[著者] 荒木 俊光:1, 大北 善基:1, 長野 由佳:1, 近藤 哲:1, 三枝 晋:1, 問山 裕二:1, 小林 美奈子:1, 大井 正貴:1, 田中 光司:1, 井上 靖浩:1, 内田 恵一:1, 毛利 靖彦:1, 楠 正人:1
1:三重大学消化管・小児外科

【はじめに】潰瘍性大腸炎における大腸全摘,J型回腸嚢肛門吻合(IPAA)後に生じる回腸嚢炎は,その原因は未だ不明であるが術後QOLを大きく損なうためその病態解明が急務である.今回,IPAA時の回腸粘膜におけるinflammatory cytokines発現と回腸嚢炎発症との関連を検討し報告する.【対象と方法】2004年5月から2010年12月までに当科でIPAAを施行した82例を対象とした.回腸粘膜からreal time PCR法でIL-1β, IL-6, IL-8, TNF-αのmRNA発現を定量化し周術期因子および回腸嚢発症との関連について検討した.【結果】術後回腸嚢炎を発症した患者群では非発症群より有意にIL-1βが高発現であった.またIL-1β高発現群は術後回腸嚢炎発症の累積発症率が高い傾向がみられた.【結語】IPAA時の回腸粘膜におけるinflammatory cytokinesのうち,IL-1β高発現は回腸嚢炎発症に対する予測因子として有用である可能性が示唆された.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版